「チェコ:プラハの詩人」
2015.08.24
写真家 Josef Sudekのアトリエに行ってきました。
チェコに行こうと決めた理由の一つが、Josef Sudekの写真集を手に入れること。
古本屋を巡り、気に入った作品を数冊見つけることができました。
Sudekの写真は光と影のコントラストが美しく、何とも言えない「静寂さ」が好きなのですが、
特に惹かれるのは、詩的に表現されたモノクロの静物写真。1枚1枚にストーリーを感じることができ、
Sudekの世界に引き込まれます。
Sudekのアトリエは、アパートの中庭にありました。
建物はSudekのレリーフがあったのですぐにたどり着けたのですが、入り口がわからず建物の前をうろうろしていると、たまたま帰宅したアパートの住人が扉の鍵を開けてくれ、「アトリエは中庭よ」と、
親切に教えてくれました。
中庭に向かうと、小さな木造の平屋を発見。鳥のさえずりが聞こえ、とても穏やかな空気が流れています。
現在アトリエは、ギャラリーになっています。
アトリエはとても小さな建物ですが、Sudekがこの場所で多くの作品を生み出したことを想像すると、感慨深い思いになります。
生意気にも、私もこんなアトリエが欲しいと思ってしまいました。