「ドイツ:デッサウ・バウハウス校舎」
2016.05.19
憧れの「バウハウス校舎」へ行ってきました。
「bauhaus」は、1919年に設立され、1933年にナチスによって閉校するまでのたった14年間しか存続しなかった学校ですが、建築、デザイン、工芸、写真… 素晴らしいデザインを生み出した造形芸術学校。
stilicht antiquesでも、バウハウス出身である「Wilhelm Wagenfeld」のカップ&ソーサーとティー・ポットをこの旅で仕入れてきました。
ドイツ訪問は3度目ですが、2度とも仕事でしたので、なかなかプライベートな時間がなく、デッサウにあるバウハウス校舎まで足を運ぶことができませんでした。ずっと行きたいと思っていた夢が実現しました。
バウハウス校舎は、ベルリンから電車で約90分ほどにある都市「デッサウ」にあります。
今回のドイツ訪問の目的は、デッサウにある「バウハウス校舎」と教授たちの住居であった「マイスターハウス」の建築をみること。このためにカメラとレンズ新調しました!
どうせ行くならと、バウハウス校舎のガイドツアーに参加したいと思い、一日デッサウのためにスケジュールをあけました。
出発〜
校舎に向かう途中ですが、街中の標識をみただけで興奮。「bauhaus」という言葉に過剰反応してしまいます。「家はバウハウス通りにあるよ」なんて言ってみたいです。
10分ほどで、バウハウス校舎到着! カッコイイーーーー!
テンションマックスです。外観写真、これでもか!ってくらいいろいろな角度から撮影してきました。
こちらはアトリエ棟。当時、工房のバルコニーから撮影された学生達の写真は有名ですよね。私も大好きです。どこから撮影していたのかなーっと想像するだけで楽しいです。
こちらは実際に宿泊することができます。初代校長である建築家のヴァルター・グロピウス設計、ミニマルなデザインがとても美しいです。
ツアー開始までまだ時間があったので、先にランチをすることに。
校舎内のカフェもシンプルなデザインでとっても素敵です。
パスタ2種完食。
ガイドツアーに参加する前に満腹状態ですね。
カフェからの眺め。外も気持ちがよさそうです。
14時のガイドツアーに申し込みましたが、ツアーはドイツ語のみ。ツアーに参加しないと見学できない部屋があるので、意気込んで参加しました。
ガイドツアーに参加した場合、講堂や校長室など通常開いていない部屋に案内してくれるそうです。せっかくなのでグロピウスの校長室みたいですし。
校舎内。
左右対称の美しさ。
ドイツ語の美しい文字の並びが好き。
食堂は、シンプルで美しい空間です。白い壁に黒とオレンジのビビットな色使いが印象的でした。
講堂の椅子は、布張りの折りたたみ式。シンプルでとても機能的。
過剰なデザイン、装飾的なものが私は好きではないので、不要なものを削ぎ落としたデザインはとても美しいと思ってしまいます。
階段の踊り場に面している窓の開閉は、滑車で! 滑車を回すと窓の開閉ができるようにデザインされています。別の部屋(講堂だったかな?)ではハンドルを回して窓を開閉していました。宝くじが当たって家を建てるならぜひ取り入れたいです。
また、階段の踊り場にはブロイヤーのワシリー・チェアが置かれていました。
「マイスターハウス」に続きます!