「ベルギー:ディナン」

2012.11.15

trip

秋の買い付けの合間に、ベルギー南部ワロン地方にある街、Dinant(ディナン)へ行ってきました。
アントワープより片道2時間半の列車の旅です。

週末は、買い付け勝負の日。
いくつもの蚤の市をハシゴしなければいけない大切な日です。

そんな大切な週末に、私はどうしても行きたかったベルギー南部ワロン地方にある断崖の下に開けた街、ディナンに一人観光へ。
ベルギー国鉄の往復切符が週末には半額になるので、それを利用して行ってきました。

この日は、かなり余裕を持ってアントワープ駅に到着。
時間にはかなり余裕があったので、出発ホームを確認しのんびりしていると、なぜか私が乗るはずの列車のホームに行き先の違う列車が到着。
電光掲示板を再度確認すると、プラットホームが変更されていました。気づくのが遅かった!
絶対間に合わないと思ったけれど、とりあえず猛ダッシュ。鬼の形相で走っていたためか、知らないおじちゃんに肩を叩かれ、「頑張れ!」っと声をかけられました。
ホームが見つからないため、もうダメか〜っと諦めかけた時、同じくものすごい形相でエスカレーターに向かって走っている女性を発見。
直感でついていこう!っと思ったらビンゴでした。
扉が閉まる寸前に無事に乗車。

アントワープからブリュッセルまで約40分。ブリュッセル駅からは時間通りにディナン行きの列車に乗ることができました。ブリュッセルからディナンまでは約1時間半ちょっと。
景色を眺めていたらあっという間にディナンに到着。
「絵のような街」と言われるディナンの景色が、目の前に飛びこんできます。

想像以上にキレイ!

橋を渡ると、すぐにノートルダム教会があります。
日曜日なので混雑を覚悟していたけれど、街自体人が少なく、教会内部も静かでした。
教会を見学したあとは、早速シタデルへ!
シタデルへは、408段の石段を上るか、ロープウェイで行くことができます。
もちろん、私は迷わずロープウェイ。あんな石段、私に上れるわけがない。
前にいた親子は迷わず石段を選択していました。すごいな〜
ちなみに、階段で上がってもロープウェイに乗っても入場料は同じです。
あっという間に頂上へ。

シタデルの展示室を見たかったので近くにいた女性に尋ねると、展示室を見るにはガイドツアーに参加が必要とのこと。
カフェの前に時計があり、その時間になるとツアーがはじまるよ、と教えてもらいました。
フランス語とオランダ語のみのガイドですが参加することに。

時間になると、ガイドのおじいさん登場
フランス語で「フランス語とオランダ語がわからない人は手をあげて~」っと質問。この質問の時点でフランス語がわからない人は手も挙げられないよな…っと思いながら下を向いていると、おじいさんすぐに私を発見。見つかっちゃった〜 日本人、私しかいないもんね。
フランス語、オランダ語でのガイドだけどわかる?っとまたフランス語で質問。「フランス語は話せない」っと答えると、どこから来たの?っと聞かれたので、日本と答えました。
すると、日本語ならあるよ~っとニヤリとしたあと、簡単な説明が日本語で書かれたリーフレットをいただきました。

このガイドツアー、結構長いです。
フランス語とオランダ語でおじいさんが説明してくれるので、時間もかかります。
とりあえず私は展示室をみたかっただけなので、一番後ろでおじいさんの説明が終わるのを待っていると、一緒に参加している方々がとにかく優しく、私がひとりで参加しているのを気にかけてくれるのですが、「そんな後ろじゃ何もみえないから、こっちにいらっしゃい」とか「写真、ここから撮るといいよ」など、とても世話を焼いてくれるので、とりあえずシャッター押してました。
1時間ちょっとのガイドツアー、やっとお目当ての頂上へ!
ここからディナンの街を眺めたかったのです。このために参加したんだから。
天気が良かったからか、テンションが上がったせいなのか、帰りは石段で帰る気満々になっていました。
ジムの入会テストでなぜか高齢者対象の「体力維持コース」に振り分けられた運動不足の私にだって、下りるくらいはできる!ゆっくりと景色を楽しみながらっと軽く考えて…
下りはじめて2分で後悔しました。
石段の幅は狭いし、想像以上の急勾配だし、落ち葉が多くて滑るし!
景色みてる余裕なんて一切ありませんでした。
へっぴり腰で手すりをつかみながらゆっくり下り、やっと到着した頃には、膝はガクガク。膝って笑うんだねって実感しました。

膝がガクガクのまま、街を少し散策し、ディナンとお別れしました。
また2時間半かけてアントワープに戻ります。
ディナン、大満喫です。とってもとっても楽しい観光でした。

kassi